菊池桃子さんの講演会「次世代を生きる子どもたちのために」を聴きに行きました。
2016年1月31日日曜日呉市文化ホール14時~
菊池桃子さんの講演会「次世代を生きる子どもたちのために」がおこなわれ、お話しを聴いてきました。
入場無料ですが、入場券は、
子育て支援課や、すこやか子育て支援センター(くれくれば、ひろひろば)、呉市役所本庁などで、12月上旬から配布されて、当日までに配布終了になっていました!
菊池さんは、私の世代では大変有名な歌手・女優さん。現在でもCMやポスターとかでもよくおみかけしますが、「一億総活躍国民会議」のメンバーとしてもニュースで話題になりましたよね。
ということで会場はびっくりするほど超満員!!さすがです!
菊池さんの登場に会場は大盛り上がり。お話が始まると、講演会ですがぜんぜん硬い感じではなく、とても柔らかい口調でゆっくり分かりやすくお話しする菊池さん。すっかりリラックスしながら聴けました。
(参加したメンバーの感想)
とても分かり易い話し方でさすが大学で5年教えているだけあるな~と自分も学生になれた気分でした。一見難しい資料が見方次第で分かり易かった。人口学から見たこれからの日本。40年前から問題視されている少子化がこのまま続くと100年後には日本人が消滅するのでは...という研究発表もあると聞いてショックでした。
これからは少ない中で健常者も障害者も大人も子どももみんなで協力していくソーシャルインクルージョンが求められていること。そのためにはコミュニケーション能力も求められること。菊池さんも2009年から気になる新聞記事を取りためて会話における自分の引き出しを広げる努力をしたり、将棋を身に付けたり(年配とのコミュニケーションに一役かっている)私たちでも何かやれるヒントをもらえました。
今回は託児は定員いっぱいだったので4歳になる娘を連れて参加しました。キャラクターショーやコンサートと思い込んでいて「いつ始まるの?」と講演会が始まっても言う娘に終わりまでもつかな...と始めは不安でしたが2階席は暗くならずゆったりで娘も絵を描いたりと思ったよりいい子にしてくれてしっかり聞くことが出来ました。雰囲気でここは静かにしないといけない場だと分かる様で小声で話しかけてくる姿が可愛く、公共のマナーを学ぶこともできたので終えた後しっかり褒めてあげました。
親子室もありますし、たとえ外に出たとしても廊下でも中の声がしっかり聞けます。もうちょっと子連れのママも居てもよかったかな~と思いました。
(ゆうくんママ)
菊池さんは、ご自身の子育て経験を活かしながら、キャリア形成論・雇用対策・人材育成・性別・子どもの教育について学んだそうで、今日はいろんな角度からのお話があり、子どもの教育について考えるということはさまざまな勉強が必要なんだなぁと思いました。
少子高齢化について、多くの女性の就労に期待がかかっているってことや、定年は65歳へ、そして、外国からの労働力、社会的弱者の活躍を支援し就労に結びつける・・・などと、人口が減ってきたことで、様々な人が働ける、「ダイバーシティー(多様性)」という考え方が今は求められているということなどがよくわかりました。
今までの考えのままの社会では働き手は足りないんですから、大人の意識をチェンジ☆彡しないといけないですね。
そして今「一億総活躍社会」の実現へ、いとうことかぁ。女性の活躍だけじゃありません☆これからの子どもたちの社会は、もっと人は足りないのですから、「ソーシャル・インクルージョン(社会的包括)」という考え方が必要なんでしょうね☆これは、仲間はずれをつくらない社会、社会から排除する者をつくらないこと、だそうです。そのためにはたくさんの、そして様々な人と付き合い理解して付き合うこと、コミュニケーション能力が必要なんですね!
性別についての世代間ギャップもなくしていけるといいですよね~。昔は家電のCMといえば、女性ばかり。これって家事は女性がするもの、ということが当たり前だったということですよねぇ。魔法使いも女性。魔法(特別な力)を使わないと活躍できない、というふうに取れちゃう。そういえば最近は違ってきて、家電のCMはかなり男性が多くなったなぁ。
菊池さんも、以前は「お弁当をつくるお母さんはいいお母さん」と思っていたそうです。大変なときでも疲れていても、お弁当、作らなきゃ!って。でも、お子さんから「辛そうな顔をしてまで無理をして作らなくてもいいよ」って言われて、はっとしたそうです。つらい顔を見るよりコンビニ弁当のほうがむしろ嬉しいよって。なるほど、子どもさんの言葉、ごもっとも!大人の意識をチェンジ!ですね!
今回のお話を聴いて、次世代を生きる子どもたちのためにできることは、私たち大人の意識を変える、社会を変えていく、ということが必要なんだと思いました。
仲間はずれをつくらない社会(みんな同じでないといけないという意味ではなく、「違っている」ことをみんなが受け入れられる、互いと認め合える社会ですよね☆)、多様な人が多様な生き方ができる社会に変えていくには、まず、一人ひとりの意識から☆と思いました!
(てんこ)
+α
ちなみによく言う「キャリア」というのはラテン語で「わだち」という意味だそうです。馬車の車輪が通った跡、車輪が道につける跡、という意味。いつの間にか「人の経歴」と使われるようになったそうです。そして、キャリア論のいいところは、前向きな考えにあること。過去の失敗があっても、立ち止まって次に向かってまたどのように「わだち」をつけていけばいいかを考えればいいこと、だそうです。生れてから、将来の夢に向かって人生を終えるまで全てがキャリア、なんだそうです。
この記事は2016年6月に作成されました。
記事:ゆうくんママ・てんこ
WEB:てんこ
イラスト提供:
この記事は、パステルHP過去記事より引用しています。