ひな人形のお手入れ
<ひな人形のお手入れ方法>
- 人形をしまうときは、必ずていねいにホコリを取ってあげましょう。ホコリがついたままではカビの原因になったり、虫を呼んだりと思わぬ痛みの原因になってしまいます。ホコリは毛バタキなどを使って、細かいところまで丹念に落とします。顔や手、髪飾り等の細かいところは、きれいな絵筆を使うとよく落とせます。いずれにしても、目に見えないホコリが相当ついているはずですから、手を抜かずに作業することが美しさを長持ちさせるコツです。
- 持ち道具ははずします。冠のような金属部分には、手の脂が残りがちなので乾いた布でよく拭き取ります。
<ひな人形の収め方>
- お手入れが終わったら、湿気対策のため、人形を丁寧に包みます。まず、柔らかい薄紙で人形の顔をおおい、手も薄紙で包みましょう。その後、ひとつずつポリ袋に入れて、箱に納めます。空いた所には紙を詰めます。人形には自然素材をたくさん使っているので、保管時には虫食いが心配です。
- 人形を箱に納めたら、市販されている人形専用の防虫剤を人形にじかに触れないように、箱の隅に適量入れておきます。
<ひな人形をしまう場所>
- 箱に納めた人形は、湿気のないなるべく高い所、押し入れの上段や天袋で保存します。一年を通して湿気の少ない場所を選ぶのがポイントです。基本的には「高い場所」を選びます。棚や押し入れの上段、天袋などが良いでしょう。できればその箱の側に、湿気取りを置きましょう。たまに襖や戸を開けて、風を通してあげることができればベストです。
この記事は、パステルHP過去記事より引用しています