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卒乳について~助産師さんのお話し

卒乳、断乳、どのようにしたらよいでしょう?


卒乳は赤ちゃんがお乳から卒業すること、断乳は何らかの都合によりお乳を止めることと俗にいわれています。どちらにしてもお母さんと赤ちゃん両方の納得が大切だと思います。
止める年齢は個人差があり、9ヶ月位から4歳位まで、多くは2歳前位でしっかり歩けて、遊べて、食べれて、等 母からの自立が出来てきたらいつでもしやすいでしょう。
季節は春か秋がお勧めです。気候が良く、病気が流行り難い季節が良いです。真夏はのどが渇きやすく、体調も崩しやすいので 仕方の無い事情の無い限り、涼しくなってからがようでしょう。週間予報をみて、天気の良い外遊びがしっかり出来るころを選びましょう。

断乳の進め方と注意点


そろそろ断乳と考えたら、1ヶ月くらい前から母も赤ちゃんも準備していくとスムーズに進みます。
お母さんは今まで全て乳になっていた食事を、乳になる量を減らす為にも半分近くに減らします。特に油物、甘い物は控えた方が残乳が減り良いです。
赤ちゃんにはどんなに月例が小さくても説明をしてバイバイをさせてあげましょう。
1週間位前からやめるまで「おっぱいもうすぐバイバイしようね、おいしかったね、今はしっかり飲んでね。」など暗示をかけてください。
また、おっぱいの代わりになる水分補給が出来るよう、ストローかコップで飲める練習をしましょう。
おっぱいに代わるような癒しもあげてください。お人形でも良いし、絵本でも良いでしょう。


いよいよ止める日、しっかり飲ませたあと おっぱいにバイバイをさせます。
それからはいくら欲しがっても「おっぱいバイバイしたよね偉かったね」とほめて、与えないようにします。
一度でも可哀想になって与えてしまったら、次の断乳は手こずります。


母のおっぱいは個人差がありますが飲ませなかったら張ってきます。
耐えられる限り耐えて1日1~2回圧抜きをします。搾るのでなく、乳首に刺激をしないで、おにぎりを包むように乳房を両手で包んでタオルを被せてそこに軽く圧抜きで乳をしませます。
2~3日過ごしたら2~3日触らず様子をみます、すると張らなくなった感覚が出てきます。
そこでまた2~3日様子をみて、今度はやはり乳首を触らず しっかり搾ります。また2~3日して搾ります。
お乳が納まって完了のサインは山吹色の濃いお乳が出ます。
それを搾りきり、今度は1週間置きに入浴時に濃い乳を搾ってみます。しこりが残っていたり、最後の山吹色のお乳を搾れなかったら助産師等の専門家に処置してもらうと安心です。
断乳も卒乳も残乳が多いと次の妊娠授乳に影響したり、影として写り検診の時の不安材料になってしまいます。


卒乳も断乳も赤ちゃんとお母さんの解放です。これからの新たな関係の始まりの通過点として大切にしたいですね。
今後の子育て、親子関係につながる大切な試練です。助産師はその経過を大切に応援しています。

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この記事は、パステルHP過去記事より引用しています。

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